2014/11/06 Category : 塗装工場の愉快な日々 アイドルは、遠くから眺められれば満足なんです。 アイドル、と言っても銀幕のスター、ブラウン管の中の歌手、などの類いではありません。(←そんな解説よりも表現が昭和…)ここで言ってるのは職場(もしくは学生時代なら学校)のアイドル、のことです。…正確に言うと、誰もアイドルだなんて承認してないのですが、本物のアイドルと呼ばれていたかわいくて私と同い年の先輩(つまりもう三十路の男)が転勤で去ってからは、私の中でのアイドルなポジションは彼だと思っています。だって、うちの職場で一番年下の若手、ユーモアがあってちょっとお茶目で小柄(多分168センチくらいだと思う)なイケメンくん、って言ったら、そりゃみんなのアイドル的ポジションですよ!(事実は知らない。あくまでも私の中では。)現在、私はその職場のアイドル(らしき人物)によく絡まれます。何で?!どーしてこうなった?!…て気持ちでいっぱい。今日も通路で力仕事をしてたらその5つ下の後輩ジュウちゃんが通りかかり、「どーしたんですか?固くて抜けないんですか?砂なんて使っちゃって」「そう。私も砂出してきたのなんて久しぶりやわ」「ちょっとここ通っていいですか?そのかわりその仕事、僕が引き受けるんで☆」「あぁ、いいよ。通れ通れ」「あざーっす!ハイ、貸して♪」「…え?」冗談じゃなかったの??急いでたから遠回りせず私が作業中の狭い通路通ったんじゃなかったの??と思っているうちに、彼は私の工具を手に取り、作業を開始。……何でしょうか、この状況。10年この職場で仕事してきて、こちらから頼んでもないのに後輩が私の仕事、主に力不足で困っているような仕事、を代わろうとしてくれたのなんて、初めてのことです。いや、後輩に限らず、先輩でも。それは多分、私が現場でほぼ唯一の女性だという時期が長くて、変にプライドが高くて人に(というより男性に)頼ろうとしない私に気を使った周りの人間が、「代わってやろうか?って言ったら、感謝されずにバカにされたと感じるんだろうな、あいつは」とか「職場の先輩を女性扱いした、なんて思われたら面倒だし、放っておこう」とか思われてきた証拠なのかもしれない。と思いました。今日だって、一瞬そっち方向で戸惑いました。けど、もう10年。若くもない。(はっきしいって、体力も老化してるはず)責任者的立ち位置が多くて現場に最近出ていない。(体力低下に拍車)若手の男の子に対抗してもしょうがない。…っていう条件が揃ってるからこそ、素直にその申し出を受け入れられたのかもしれません。自分で、自分が嫌になります。何で、人の好意を素直に受け入れられないんでしょうか。人生、確実に損してます。独りで平気。って顔してるから、だから誰も、手を貸してくれないのです。独りで平気。って吹聴するから、誰も気にかけてくれないのです。思えば私のことをよく理解してる同期のような1つ後輩のミケは、私が困っていると何も言わずに手を貸してくれます。自然に、関係ない話をしながら、もしくは無言で、そっと手を伸ばしてきて、重みを半分背負ってくれます。職場の中では明らかに体格が小さくて華奢でしかも数少ない女性が、独りで重い荷を背負ってたら、そりゃ男性とか女性とか関係なく思わず手を差し伸べたくなると思います。私だってそうです。でもその当たり前の行動を、私は周りに許さなくて、自ら距離を置いてったんだなぁ、と改めて実感した今日でした。(そして仕事を手伝おうとしてくれたジュウちゃんは、結局彼の力でもどうにもならず、投げて自分の仕事に戻りましたとさ♪←キレイに落ちましたね。(笑) PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword