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りそうのせかい改

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烏合の衆

今月はじめに買い替えたKENWOODのミニコンポの調子が良くって、休日のまったり長閑な午後を楽しんでいます。

ラジオか音楽かけて過ごす日常を送っているのに、ここ2年間使っていたコンポがしょっちゅうフリーズする所為で日常の中でプチストレスになっていたんですよ。
動いている時もシステムが弱くって、選曲するのにやたら時間かかるし。
思い切って買い替えて良かったです。
流石KENWOOD! 小さくても音はいいし、選曲もスムーズ、ラジオとCDの切り替えも前と違ってボタン一つで済んで快適です!emoji



ところで。
昨日までの4日間、実に久々に、約1年半ぶりに研修以外の仕事目的での東京出張に行っておりまして。
知らない人間が多数の中に放り込まれることは、失顔症の自分にとっては結構なストレスです。
だって、同じチームになった今日会ったばかりのメンバーの顔が覚えられない。
せめてチームのリーダーの顔を覚えなければ・・・と思うけれども、昼休み挟んだらもう判らなくなる!
数時間一緒にいる程度だと動き方などの特徴はまだつかめないし、服装は工場なのでみんな同じ作業着なので、誰と一緒に仕事してるのか把握できなくて終始ストレスです。(笑)
そしていつも泊まるビジネスホテルの寝心地の悪さが何故か異常に悪くて非常に疲れてしまったんですが、まぁそんなことは置いといて。


この4日で、毎日浮き沈み、非常にいろいろ考えさせられた貴重な4日間でした。

大阪時代は日々一緒に食堂で飯を食ってた3つ後輩の一人で賑やかなユウを見付けた私。
後ろから走り寄って首筋をこちょこちょっとすると、
「あぁ、沢村さんやないですかぁ! それやるならヤーさんにでしょ!」
って、目の前にいたヤーくん(同い年で1期後輩)を指してニコニコ。
私はケラケラ笑ってると、ヤーくんは
「俺はきのう甘えて貰いましたから。」
って笑顔で言われて、その表現の仕方にキュンと来ました。
甘えて貰いました って!
初めて聞いたぞ、その表現! なんか萌えます。(笑)
しかし昨日の半抱き付きと半セクハラ発言は、彼にとってもしっかりと「コイツ俺に甘えてるな」という認識されてたってことですね。
ちょっと恥ずかしいような嬉しいような。(詳細は「あたたかい言葉たち。」参照)



そんなことを言いつつ、最近久々に会った人たちに贈っている定番の挨拶「お前、結婚した?」をユウに言うと「あ、一昨日結婚しました~☆」と言われたので更にびっくり!!!

マジか!!!

前回別の後輩に同じ質問して「先週結婚しました」より更にタイムリーな時期に聞いてしまったぞ・・・!



いつも出張で大阪に来てくれるたびに世間話をする190センチくらいある気さくな大男・イムくん(たぶん5こ位下)も、この出張中に何度も遭遇し、しかも同じ仕事もしました。
彼とは2年前に別部門の研修で1か月半仕事を共にしたもともと東京の別会社の後輩です。
いまは吸収合併により同じ会社の先輩後輩という関係になりましたが、出会った当時はお互いにアウェイな環境で、似た職種ということもあって急速に仲良くなれた人物です。

彼には以前から、私が将来的に彼の所属している部門に異動したいという希望を出している話をしていて、1年前に飯に行ったときには
「沢村さん合うと思いますよ、うちの仕事! 女性も最近増えて来てるし、ぜひ来てください~」
なんて言ってくれていたんですが、最近は彼の部署にも不穏な空気が流れているらしく、今回の会話では
「正直言って、オススメしません・・・」
なんて言われてしまう始末。

東京に異動した際には新しい仕事に挑戦したかった私の将来展望に暗い影が落ちたのでした。


このままの部門で東京に異動すれば、大阪には無かった深夜・早朝勤務という時間帯のキツさが加わることと(大阪は常勤時間と遅番しかなく、深夜は無い)、あまり興味のない慣れない仕事をこなさなければならない、というマイナスイメージがどうしても先行してしまい、気持ちがどんどん消沈していきます。

で、疲れてホテルに帰ろうとしたところ、向こうの上司に呼び止められて「今夜、人集めるし飲みにでも行こうか?!」と。

正直、あまり乗り気じゃなかったんですが断り辛く結局行くことに。



そして待ち合わせの店に行くと、1年間だけ一緒の部署で働いたことのある3つ下の後輩・ロゼがやってきました。

彼は見た目と態度が超絶ヤンキーで、大阪時代もいろいろ問題を起こして最後の受け皿と言われたうちの部署に異動して来た後輩なんですが、私は彼に一目置いている、とっても尊敬できる大好きな後輩なのです。


ギャップ効果も手伝ってか彼の仕事における評価はとてもよく、うちの課の上司にも大変気に入られていた子でした。
かくいう私も1日一緒に仕事をしたら、すぐに彼のことが大好きになりました。
その生真面目で真摯な仕事ぶりと、前向きな考え、何事にも熱いところ、筋の通らないことが許せない性格など、ある意味ヤンキーにありがちな(笑)長所が彼にはいっぱいあって、やんちゃな見た目とザツな言葉遣いは一瞬で気にならなくなったものです。

今回、飲み会でロゼに会って近況を聞いたところ、ヨーロッパ諸国のメーカーに買い付けのような役割の仕事をしに行っているということ。

何?!
本社にはそんな面白そうな仕事があるのか!!


と驚きました。

聞くところによると、彼らのような若手世代を育てるという方針らしく、経験が少なくてもヤル気のある人材がその仕事には選ばれているそうです。

彼は東京に異動してから2年足らず。
各部署を転々と渡り歩いていた所為で、うちの部門の仕事も1年しか経験していません。

でもロゼは、どこに行っても決して腐らず、異動先の部門のスペシャリストを目指そうというポジティブな性格が周りの人間の心を打って、目新しいことに挑戦させてやろうという気にさせるのが上手なのです。

私も彼が後輩についたときは、自分から積極的にやりたい仕事を伝えて来る彼の希望を出来るだけ叶えてあげたくて無謀かも?と思える訓練計画を入れたこともあります。
でも彼は「キツイっす」と笑いながらも期待を裏切ることなく全てをやり遂げました。

ああいう、ガッツのある若者は近頃では珍しいので、私にとってはすごくいい刺激が受けれた1年間だったのです。
基本的に今の流行はTHE・サラリーマンタイプで、言われたことを無感情に粛々とこなすタイプの方が多いと思うので。

私は密かに、彼に出逢えたこと、彼が私の後輩として配属されたことに感謝しているのですよ。

で、今回。
「いま仕事がめっちゃ面白い!」と生き生きとした目で語ってくれたロゼと飲みに行けたことも良かったなと、ロゼをこの場に呼んでくれた上司に感謝しました。



不安感で浮き足立つ大阪の空気を感じ取って、上司は大阪所属出身だった彼を連れて来てくれたのかもしれません。
わたしが、仕事中の雑談で「ロゼの姿を見掛けないですけど、彼は元気ですか?」と話題を振ったのをきっかけに、私が彼という後輩にいい刺激を受けて、そういう人物が好きだという点で、向上心を持つことに少なからず興味がある人種だと思って貰えたのかもしれません。



帰りの日の午後。

片付けの場所が判らず近くにいたマスクを付けた新人層らしき男の子に「ちょっとお聞きしたいんですけどいいですか?」と声を掛けたら、その彼の顔が一瞬にぱっと華やいで、
「あ、沢村さん!!」
と突然言われました。
たぶんきっと「??」という顔をしたであろう私にすぐに気付き、彼はマスクを外して
「あ、僕のこと覚えてますか?!」
と元気溌剌に爽やかなイケメンくんが微笑みます。
えぇ、誰だ?! この巷にたくさんいそうな好青年! と困った私。
「誰?! ゴメン、判らん!」
と、明らかにだいぶ年下なのをいいことに失礼にも質問する私に、
「僕、プセメです」
と爽やかスマイルのまま答えてくれた彼。
「あぁ、プセメね!大丈夫、覚えてる覚えてる! 一瞬思い出せなかった、ゴメン!」
慌てて、実際ちょっと変わった名前の彼のことを思い出した私ですが、彼は大阪に1年も配属が無かった当時別会社で別部署の新入社員だった子でした。(おそらく8期下!)
逆に彼が私のことを覚えていたことにびっくり驚かされましたし、顔と名前を知ってくれていて、しかもこんな風に嬉しそうな笑顔を向けてくれたことに感動すら覚えましたよ。


工場内を早足で歩いていると、またまた大阪時代の7個下くらいの後輩・エン(でも年は4つ下程度)がニヤリとした笑顔になって寄ってきました。
「あ、もうこっちに配属したんですか?!」
「アホ、まだ来とらんわ。ただの支援の出張や」
「でも沢村さんこっち来ること聞いてますよ~!お待ちしております☆」

随分下の爽やかイケメンたち(※ただの他部署の後輩)が、その爽やかな笑顔で向こうから寄って来てくれるだけで、だいぶ満ち足りた感で充実です。(笑)
役得役得♪ ←また言ってる。




上がったり下がったりの4日間出張でしたけど、最後は新しい希望も見えて、今回の出張に行けて良かったです。




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