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りそうのせかい改

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たぶんわたしは小説が書きたいんじゃなくて、物語を紡ぎたいだけだ。

最近、仕事とプライベートと勉強でバタバタしていて、結局何も書けていないサワムラです。
ちょっと前から考えてたこと、気付いたことを書き留めてみようと思い、今日はこんな話題。



私は趣味で小学生の頃から小説を書いてきましたけど(たぶん小3の時書いたのが最初)、昔から小説家になりたいと思ったことは一度もなくて、書く作業もさして好きじゃないし、書き終えたときの達成感や充実度なんかもそんなになくって、いうなればちょっと、なんか違うなー。という感じでした。

ハタチの時に初めて完結まで書き終えた中編小説「そこからはじまる」を目に留まった文学賞に応募したところ、1次~3次審査まで通過して最終選考の25作まで残りました、という通知と賞状のような物が届いたこと、翌年にはwebで細々と公開していた短篇小説が新設出版社の編集の方の目に留まり、web作家短編集に掲載しませんか?というお話をいただいて掲載したことが偶然あり、物書き才能が少しだけ備わっている方なのかもな。くらいに思ったのですが、そこから頑張って上を目指してみよう!とか、本格的に小説家目指して次回作に取り組んでみよう!などとは一切思わず、ふつうに仕事に追われて小説すら書かない歳月が流れて行きました。

26歳のとき、幼馴染の友人から「今度芝居をすることになって、オリジナル脚本を書ける人を探しているんだけど、やってみない?」という話を貰い、芝居は観る方専門で携わったことなんて中学までの学園祭レベルまでだったのにも関わらず、新しいことに挑戦するのが比較的すきな質なので「やる!」と言って受けてから、4年間で4本オリジナルの脚本を書き、集まってくれた役者さんやスタッフさんと共に作り上げて上演していただきました。

そしてまた、空白の2年が流れて、現在。
32歳です。


そんな中でも、小学生の時からB5サイズのノートに思いついたネタを書き留めている「ネタ帖」は続いていき、現在通算11冊目を迎えています。

こうやっていて気付いたこと。


わたしは、小説を書きたいんじゃなくって、ものがたりを紡ぎたいんだな。

自分がそのとき誰かに伝えたいテーマをストーリーに仕立てて、誰かひとりでも、心に響いてくれれば、それがいちばん楽しいんだな。
と言うことが判ったのです。

超、今更ですが。

それは、書き上げれば小説でも可能な表現かもしれませんが、わたしはひとり孤独に作品作りをする、という作業が向いていない気がします。

「みんなで一緒に一つのものを作る」みたいな作業がすきなのです。
それが完成したときに、仲間みんなで喜び、感動を分かち合えるから。
打ち上げの、ビールが楽しくて美味しいから。

あの感じがすきなんですよね。

それと、私が脚本家に自分で向いてそうだなー、とやってて思ったことはいくつかありますが、まず、スタッフや役者さんの意見で書き直しをすることが苦痛ではないこと。役者さんの雰囲気や演出の仕方で物語の雰囲気が変わって行くさまが嫌ではなく、むしろ面白くすきなこと。あと、急なキャスティングの変更による書き直しなどが割とスピーディーに出来ること。
観客の年齢層や職種などのニーズに合わせた題材で、商業ベースの感覚を取り入れていること。
が自分なりに思いつきます。
もうひとつ、とっても重要なことは、〆切が明確だと、確実に書き上げられること。(笑)
芝居だと、役者さんも待ってるし、劇場も押えてチラシも作ってるのに、もう後に引けない。ってとこがあるので。
アマチュア作家だと、そういう緊迫感がないため、ダメなわたしは作品を最後まで完成させられない訳です。
飽き性なんで、すぐ飽きちゃう。

誰かとの共同作業という意味では、まんが原作なんかも魅力的な気がしますが、絵がたいして描けないので、原作者向いて無さそうな気もします。

自分の持ってるネタで、あ、これ連載漫画に向いてそう!ってやつは結構あるんですけどね。
難しいですよね。


最近は、職場の後輩に東京は図書館が便利だと教えてもらい、様々な本を借りています。
相変わらず小説は1冊も借りていないのですが、旅行本や建築ムック本やビジネス書など、いろいろタダで借りまくれて満足★

東京の図書館は土日も19時まで開いててめっちゃ便利です。

ゼロからの脚本術―10人の映画監督・脚本家のプロット論
ゼロからの脚本術―10人の映画監督・脚本家のプロット論


ということで、近所の図書館を徘徊してたらこのような本を見付けたので借りてみました。わたしは映画はそんなに見ないのですが、見るときは監督や脚本家から入る方です。
なので、ここに載っている気になる監督さんのページから、現在読み進めているのですが、これがまた十人十色でみんなバラバラのことを言っていて、読んでて面白いです。

要するに、脚本って決まりは無いんだなーって思いますね、改めて。

型にはまったものを作ってもしょうがない。
それって、面白くないから。

最近停滞していた創作意欲の火付けになるかなーと思って借りてみたのですが、なかなかよい刺激を貰えました。

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