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りそうのせかい改

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ドラマの清水次郎長で好きなキャラは森の石松でした。

まだ1話しか書いてないくせに、いきなりこぼれ噺ですが。
(しかも別に主役ではない人物の掘り下げですが)


シャケのキャラは私のいっこ下の友人の双子ちゃんから来ていますが、根底にあったのは森の石松なんだろうな、と最近になって気付きました。
幼少期にはお正月特番で27時間ぐらいだらだらやってる定番のUHFチャンネルの時代劇、清水の次郎長が大好きでした。第二お蝶夫人めっさ姐御でした。そして、森の石松が一番好きでした。
だから、きっと根底にあった好みが引き出されたキャラなんだなーと思うわけです。

「チンピラ」「吃音」って設定が。

何か負の材料を持っている主要キャラは絶対物語に必要なんですが、この人物にはそれを「負」だと思わせたくなかった。

で、私の知り合いのDちゃん(双子の男の子)はそりゃまぁすげーお喋りで節操なく下ネタから真面目話までガンガン喋る子だったんですが、マジでドモリが酷くて何云ってるのか半分以上聞き取れない子でした。
この弟(たしか)くんには後から私の学校に双子のアニキが後輩として入学していることを知り(Dは学校の後輩ではなくバイト仲間だった)アニキ・Kくんについて聞いてみると
「俺なんかよりよっぽど酷い。会話にならない」
と弟にダメ出しされてる始末。

吃音って、何でなるんでしょうね。
緊張してドモッてしまうのとは訳が違います。
だってこの双子、ぜんぜん緊張なんかしてなかったもの!
むしろ空気読まずに所構わず話題ぶっ放してたもの!
しかもけっこうハデ目なキャラで、口さえ開かなければけっこうなイケメンだったしね!
マジリアル「残念な男子」でしたよ。
でもそんなところが母性をくすぐるのか、割とモテていたという。

シャケはモテない設定で行ってやろう。なんだか悔しいから!

と、いうことで出来上がったキャラがシャケです。
シャケ、ってあだ名も「レッドドラゴン」なんてちょっとかっこいい通り名付けられて天狗になってる子の鼻をへし折ってやるが如く、エンドウとシュにしぶとく「シャケ」呼ばわりされて命名された、ということで。
林部屋の仲間内ではシャケで通ることに。
本名はみんな知りません。
シャケ自身も、エンドウやシュの本名は知りません。
名前なんて、結構どうでもいいことなんですよ。仲間って、案外そんなもんじゃないですか?

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