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現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。 読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。 脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。

パーソナルスペースと、好意を感じる距離感についての考察。

友人のF子が言うには、わたしはいちいち考え過ぎなんだそうな。


ひとの思考回路や行動パターンなんかを一旦持ち帰って分析して、「あぁ、こういう心理状態だから、あの子はこんな行動を取ったんだな」などと答えを出してしまうから、そこから先に何も進まない、と。

確かに、その通りだと思う。
わたしは、子供のころからそうやって他人と自分の心理状態と行動パターンを分析して思考するのがすきで。
だから、恋に発展しないんだな、とF子の言う通りだ。

だって、よく言いますけど。
恋って基本、錯覚から始まるわけじゃないですか。

あれ? このひとのこと気になる。好きかも? とか。
もしかしてあの人、こっちに気がある? とか。


そういう「恋のサイン」に近いような反応を、ぜんぶ状況分析に当てはめてしまって、あぁ、この人はこのときこういう心理状態だったから、いつもしない行動を取ったんだな。などとひとり納得(時には相手にもそれを諭す)してきたわけです。


今日は、そんなオハナシ。


・・・・・・



実は最近、自身のパーソナルスペースの広大化についてちょっとばかし悩んでいます。

何の事かと言いますと、今まで気にならなかった人との物理的距離感に、圧迫感というか違和感を覚え出したのです。
それは、特定の人物のみに対してではなく、たぶん、誰に対してもそうです。

普段の生活圏内に女性が居ないので、もしかしたら女性に対しては大丈夫なのかもしれないですが、男性に対してはかなり距離を取って接していただかないと不快なレベルになっています。

前はそんなこと無かったのに、どういうことでしょうか?

それに気付いたのは、約一か月前。
6月の中旬あたりに、後輩のミケちんを誘って日帰り観光旅行をした時のことです。
私が個人的に行きたかった、滋賀の琵琶湖に浮かぶ竹生島や彦根城の散策に彼は車を出して運転手兼務で付き合ってくれた形になるわけですが、その予定の日の数日前からすごい憂鬱とストレスに苛まれだしました。
今まで何度も一緒に過ごしてきた、お互いの家にも何度も行き来のある、気心知れまくったミケちん。
でも休日に、朝から男の子と車中という密室空間の中で何時間も一緒にいて、息が詰まらないだろうか?!
滋賀ってちょっと遠方だし、行ってしまったらすぐには帰ってこれないぞ?!
車に乗る時ってどこに座ればいいの?! 助手席って非常識? ってかお前が運転しろって感じ??
・・・と、絶賛大混乱。


でも、まぁ、10年来の仲だし、当日が来れば何とかなるよ・・・と夜中のくだらない相談電話に付き合ってくれた友人NやF子になだめられ、当日朝8時半。
ほぼ約束通りの時間に彼はさらりとしたいつもの無表情でウチまで迎えに来てくれました。
一応、後部座席をチラリと見ると、なんか荷物がいっぱい乗っている・・・!
流れ的に、どう考えても助手席しか居場所が無かったので大人しく助手席に座ることに。
「運転、途中で代わろうか?」
と一応言ってみましたが、
「あー、この車ちょっとクセあるんで、いいっすよ。短距離だし俺が運転します」
と言ってくれたんで、甘えることにしました。

琵琶湖に着いてから船の時間までちょっと間があったのでくるっと散歩して、乗船。
で、ここからが問題です。
満席ではないけどほどほどに込み合っている船内。
一体どういう配置で座ればいいの?!
とまた下らんことで頭を悩ませ始めました。
ふつうに考えたら、は? 何を悩む必要があるの? 一緒に行動してるツレなんだから、テキトウに隣に座ればええやろ! ・・・と思われそうですが、車の中の運転席と助手席は隣と言っても間にいろいろあってけっこう離れてるじゃないですか。
船や電車の椅子はけっこうな密接席です。映画館よりも。

・・・・・・・・・。
結局、隣には座りませんでした。(*_*;

昔よく一緒に遊びに行ってた、彼の同期で私の学友後輩だったチンペ(現在既婚)なら、「何でそんな離れて座るんすか!隣来てくださいっ!」とかすぐに言う子だったので「お前はいちいち距離感近すぎ!うっとおしい!恋人じゃないんやから離れろ!」とか言えてたんですが。
・・・ミケちんはそういうことにとやかく言わないコなんで、何も言わずにフツーに喋ってくれてました。
もしかしたら、内心「何でそんなに距離取って来るの??休日デートに自分から誘っておいて」なんて思ったかもしれませんが、空気読める子なんでそういう発言はしませんでした。

その後も、小休止でそこいらのベンチに座った時も、茶屋でアイス食ってた時も、とにかく離れて座ったり、後ろ向きに座ったりして、周りに誰もいないのに距離を取り続けるわたしに、彼は何も言わず、夜の飲み屋まで誘ってくれて、深夜0時に帰宅したわけですが。


・・・・・・何でこんなことになった?!(;一_一) マジで!!
彼とは10年来の仲で、異性の中じゃ一番心許してる関係なんですよ?!!


数年前。社員旅行の宴会時にミケがわざわざ隣の席に座ってきて、酌用のコップに「どうぞ」と自分のを貸してくれたのに「あんたが口付けたコップは嫌」って言ったときに「・・・それは、流石に傷つきます」と言われたのを思い出しました。

また、わたしは自分が取った不自然な行動?で彼を傷つけたのかもしれないなぁ。
今回は、何も言われなかったけれど。
でも、帰りのガソリンスタンドでセルフ給油をミスってるわたしの手からノズルを奪いたそうにしながらも、手に触って嫌がられるんじゃないかと躊躇して両手のやり場に困ってた彼を見てしまいました。
あ、空気読んで気ィ遣わせてる・・・。と。
前は、そういう時は割と平気で手ぇ触ってきてた子だったのに。
会社のPCに向かってるときのマウスを触る指とか、大型のホワイトボード動かしてるのを手伝ってくれた時とか、ライターから火をもらうときとか、書類の受け渡し時とか。ちょっとしたときに、さりげなく、指が触れる感じで、でもたぶんわざとだなーと判るくらいにはしっかりとスキンシップしてた感じなのに。
今日は遠慮させた。と。思いました。

恋愛感情とかじゃないけど、気に入っているひとへの好意って、表し方が難しくって、言葉で「お前のこと頼りにしてる」とか「いてくれて助かった」なんて感謝の言葉を言える人もいるけど、それはかなりの高度な技術が必要で。
大抵は、ふとした時に距離感を詰めることによって「あなたの事は好きなんですよ」という意思表示をするもんだと思うのです。
それは、同性間でも異性間でもおなじ。

だから、パーソナルスペースの範囲を狭めることによって、隣に並んで歩ける距離によって、同じ書類に目を通すときの肩の近さによって、そういうことを図るものだと思うのです。

で、ミケちんはそれを私にちょいちょいしてくれてました。
ほんとうに、突然、ちょいちょいと。
偶然を装いながら、いま私に渡さなくてもいい書類を敢えて渡して来たり、確認する必要もさほどないような工程表のチェックのためにPCの前に呼んだり。仕事終わりに、ライター忘れたふりして火を貰いに来たり。(←これは「火貸してください」としょっちゅう無表情で言うから「また忘れたん?」と言ったとき「忘れたことなんてありませんよ」としれっとポケットからライター出したことによって、フリだったということが発覚した(笑))


そういう、彼の信頼や好意を、傷つけてなければいいなぁ。と思います。
私も、ミケちんのことは好きです。絶大に信頼してます。それを伝えたいのに、なぜ距離を取ってしまったのか。
人間、言葉ではウソが吐きやすいものなので、出来れば態度で示したかった。


最近、会うたびに距離を詰めてくるナノやエフくんやデンと勤務地変わってしまって会わないから、感覚が鈍ってしまったんでしょうか。
なにせ、ミケちんのその僅かなスキンシップは、半年に1回程度なんですもん。
ほぼ毎日のように職場で顔を合わせてるのに、そういうことをしてくるのは年イチ程度の頻度。
なので毎回「おぉ?!どうした!? 何かあったか?!」とちょっとびっくりします。


そんなわけで、社交的・初対面でも仲良くなれる・けど基本的にパーソナルスペースが広めな沢村です。
だから、わたしが好意を感じるひとというのは、パーソナルスペースを侵して距離を詰めて近づいてくるひとよりも、適度な距離を保って接してくれるひとに好感を持つわけですね。



喩えば、前述のとおりのミケちんとか、スキンシップは無いけどステキボイスでやんわりセクハラ発言して心の距離を詰めてくるような感じのサキちゃんとか、粗忽な言葉遣いで悪戯にケケッと笑いながらちょい離れた向かいで喋るヤマさんとか、いつもスッとさりげに食堂の隣に座ってきて無表情で雑談をするケイ先輩とか。

そういう距離感の人が、すきなんですよ。

でも、これってみんな、一般的には距離がありすぎて、恋愛関係に発展するよーな候補になりえない距離感だってことは重々承知しています。
というか、むしろ、だからこそ、これくらいの距離感が安心して心を許せるのかもしれません。


だって、これ以上パーソナルスペースに接近されて「え? なんでこの人こんな距離詰めてくんの? もしかして恋情? 下心?」なんて邪推をしだしたら、単純で純粋な信頼感や好意と思えなくなってしまうのが判っているので。
厄介なことに、わたしはこれ以上距離を詰められたら「もしかしてこのひとと恋に発展するかも・・・★」なんて浮かれられるような、一般的でキレイな思考回路の持ち主ではないんです。

いま、こんだけ好意的に感じてる彼らであっても、もし、喩えば、徐々に、もしくは急に、距離を詰めてこられたら。
喩えば、プライベートでの連絡先を聞かれたり。ふたりでの食事や飲みに誘われたり。
もしそういうことになったとしたら、速攻で心地よい距離感は崩壊するでしょう。

後輩だったら、基本的に何か悩み事? と思って一応は連絡先や誘いは受けます。
今までもそうして来ました。
でも、そっから更に距離を詰めて来られたら、わたしはきっとこう言うでしょう。今までしてきたように。
「一時の感情で動いちゃダメだよ。今は弱ってる時に親身になって貰って、勘違いしているだけ。あんた、私のことなんてタイプじゃなかったでしょ?」

モテ自慢ならぬ、相談役をこなしてきた自慢です。
学生時代を含め、このセリフ、何度言ったか判りません。正直、両手で足りないかも?ってくらいこのセリフは言ってきました。板についてます。
だから、だいたい引き際のタイミングとか、突き放さなければいけない頃合いとか、いろいろ判ってしまいました。

これを言って尚、「そんなことないです。この好意は本物です」というメンズが居たら、付き合ったかもしれませんが、例に漏れずわたしの言葉に説得されてしまったコたちばかりなので、そっから進んだ経験は残念ながらありません。(笑)


そんな、心理状態自己分析なお話でした。つづく。(え?!つづくの?!)

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