2014/06/08 Category : 日々を綴る 人生とは、後悔の連続で出来ている。 ひとは、本音と建前を使い分けながら生きている。 でもあたしはこれが苦手で、建前の裏にある本音を読み取ることが出来なくて、出来ないからこそ「それ」が建前なのかもしれないと疑ってみたりして。 その堂々巡りで、疲れる。 もう、疲れたんです。 セックスってのは、魔法だ。 そこに性欲があるのは確かで、その対象は確実に目の前の相手に向けられていて、建前なんかじゃなくってわかりやすい。 その裏に、恋心が隠れてるかどうかなんて、どうだっていいの。 だって、肌に触れたら全て解ってしまうんだから。 体温は嘘をつかない。 正直で、確かにそこに在って、あなたを求めていて、その時だけは他のもの全てがどうでもよくなれる、この世で最強のマホウなのだ。 甘い言葉も、嘘くさいキスも、優しい眼差しも、あたしの名前を呼ぶその声も、ぜんぶぜんぶ、要らない。 本心は、体温が語ってくれるから。 だから偽りの言葉なんて聞きたくないの。 あなたの演技なんて、三文芝居の役者より酷いんだから。 人の縁とは、何でしょうか。 この繋がった縁が偶然じゃないならば、この出逢いに何の意味があっただろう。 あたしにもたらした幸は何? あなたに訪れた利はあった? 全く意味のない出逢いなんて無いと言うならば、この出逢いにはなんていう名前をつけましょう。 このひとと、仲良くなりたかった。 もっと一緒にいたかったし、もっと話がしてみたかった。 でも、相手はそうは思っていなかった。 居心地の悪い空間で、なんとなく付かず離れず。仲良しごっこをすることにあたしは耐えられなかった。 だから、切ったの。 もっと、解りやすい感情で来てくれたら良かったのよ。 そう。喩えば、性欲みたいに。 裏なんて、読みたくなかったんだから。 あたしに、マホウを掛けてくれたらよかったのに。 人生とは、後悔の連続で出来ているものだ。 きみは気付きましたか。 最後のつもりで放った言葉で、初めてあなたの名前を呼んだことに。 初めてちゃんと、あなたと向き合おうとしたことに、気付いてくれましたか。 その事だけでも、伝わっていればいいのに。 言葉は、ひとの気持ちの0.7割くらいしか伝わらないものらしいから、期待は出来ないけれど。 明日、きみに会ってしまったら、どんな顔をすればいい? ・・・きみは、何て思っただろう。 ちょっとくらい、あたしの言葉で、傷ついてくれたらいいのに。 ・・・人生とは、後悔の連続で出来ているものだ。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword