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りそうのせかい改

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その、何れもが正解で。─『セックスレスフレンド』(漫画)

もしかして、今さらですが。
最近気付いたこと。


私、下ネタ話題に赤面するキャラではないのですが。

……男性が、苦手なタイプなのかもしれません。

本当に、今更ながらですが。


しかも、中学生並みの距離感で!!!(>_<)



ここ数年、アラサーと呼ばれる年代になってから、レディコミや少女漫画にどはまりして、胸キュン的ストーリーをいろいろ読んでたんですが、感想は「感動した」とか「恋っていいもんですね」とかいった感じで、どうも「他人事」だったのですよ。
「所詮こんな展開、漫画の中だけでしょ」な類いの白けた系の感想ではなく、なんか、他人事。

そう。「共感」がないんですよね…。

もっと言うと、憧れ、すらないのかも。


そんなこんなでここ数年、いろんな方面から自己分析をしていて、気付いたことが、ソレです。


ひょっとして私、男が苦手なんじゃね?



……盲点でした。



だって、幼稚園くらいの頃から男友達に混じってやんちゃしてきて、学校も理系クラスで男子のが多く、就いた職業に至っては9割が男性の男社会なわけです。


こんだけ男に囲まれておいて、どの口が「苦手」だって?
ふざけるな!!

とバッシングされそうですが。
いや、けっこう、本気です。

女子高育ちの箱入りお嬢様の体験する「男が苦手」「恐怖症」とはちょっとズレたベクトルで、やっぱり同じような感じなのですよ!

更にタチの悪いことに、この手のタイプはそのことに中々気付けない!

その原因は意外に根深くて、まず、普段から平気で日常的に男性と接していることと、そして一番気付きにくくさせてる一番の原因は、周りの男性が本人を女性扱いしてない、という点なのです。


仕事上で男女の区別つけないのなんて、今の世の中当たり前でしょ?…と思われる方がいるかもしれませんが、そういう話じゃないのですよ!!

女性だと認識されてないというのは、ふつう、女性がいたらしないだろ?!とか言わないだろ!!ということを平然とされ、しかもそれに羞恥も背徳も覚えない、という感覚のことなのです。
それは、もちろんこちら側も同じ。
自らはしなくても、例えば隣で下着姿(時に全裸)でうろうろされたり、いきなり着替え出したり、用をたしながら電話掛けて来たり、風俗行った時の失敗談を聞かされたり、自慰行為におけるお悩み相談(真面目系)をされたりしても、とくにお互いに羞恥心が湧かない、というわけなのですよ!!


だから、私のいう「女性扱いされない」というのは、容姿を誉められたり、飲みの席で酌をねだられたり、力仕事を代わって貰ったりすることではないのです。(←いや、これも体験無いがな)



そんな根深い「男が苦手」ゆえに「恋愛に興味すら湧かない」「相手の好意が不気味(不快)に感じる」問題。

その感覚を共有しつつ、共感が得られたストーリーに昨日出逢えたので、紹介します。↓
(一部ネタばれ有り


 
セックスレスフレンド
筧秀隆 著


タイトルが「?」となりつつ、エロ漫画を匂わせるまんがですが、エロシーンはありません。
文字通り、セックス「レス」なお話で、そして、表面的には恋愛モノの体を保ちつつも、主人公ふたりが自分の内面に向き合う物語でした。

一見すると、萌え系の絵柄に、いわゆるお色気シーン満載(パンチラ、胸チラ、入浴シーン多数、など)の、青年誌によくあるサービスカット重視の漫画に見えますが、その実、中身の無い漫画ではありません。
いや、けっこう、深いです。

ストーリー的には、異性にトラウマがあり、異性が極度に苦手な男女が、お互いにその苦手を克服するために協力しあい、成長していく……という、いわば有りがちとも思えるメインストーリーなわけですが。
でも、好感が持てたのはラストが、ありがちハッピーエンドではないところ。
このテのストーリー展開だと、苦手克服のために疑似恋人ごっこをしているふたりが最終的に恋に落ちてくっつく、という展開を予想しがちですが、結論から言うと、そんな甘い展開ではありませんでした。
ふたりの異性に対する意識の改革というか、成長はありつつ、お互いに異性として意識しだす描写もありつつの、恋心に転ばない・・・というか、それを恋心と結論付けない、ふたりのそれぞれの葛藤があります。

恋に流されてしまうのは、はっきし言って、簡単でラクです。
恋心、ってのは魔法みたいなもので、どんな感情も簡単に善い方向に変えてくれて、冷静さを失わせてくれます。
でも、芽生え始めた「その」感情に、ふたりは「恋」という名前は付けなかった。
主人公ふたり──須央くんとヒメ先生、そしてそれを知ってしまった木崎さんの対応に、胸が熱くなりました。
特に、ヒロインのヒメ先生の最後の決断と須央くんに言った言葉は、涙なしでは読めませんでした。

ラストは日常に戻った姿が描かれていますが、これがまた胸にぐっときました。
久々に、感動と共感を覚えた恋愛ストーリーでした。

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