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りそうのせかい改

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せかいが歪む

メガネ新調しました。

新しいメガネって、最初は見えすぎて恐いですよね。
度が強くなった訳ではなく、ふつうに仕事用っぽい黒のフレームのメガネをいい加減作らなきゃ、陰で何言われてるかわかんねーぜ。あいつ会社にピンク(紫?)のメガネずっとしてきてるぞ、なんて思われてたら堪らん。と思ってメガネ屋にしぶしぶ足を運んだのがそもそもの始まりでした。

で。5、6年ぶりに近所のメガネ屋に足を踏み入れ、「そんなに目ぇ悪いわけじゃないんでー。最低限運転できる程度まで視力上げてもらえたらOKです。今使ってるこのメガネと同じくらいの度数でお願いします。見えすぎると、スグ疲れちゃって掛けてられなくなるんでー」なんて店員さんに言ってたら、とりあえず新たに検査し直してみましょうか。となりまして。
折角だからやってもらいました。
よくある視力検査を一通りやってもらったんですが、確かに視力が低いわけではない。
でも何故ちゃんと字が読めないのか。
というところを追求していって、乱視の検査とかいろいろしてくれました。乱視ではありませんでした。(ってか乱視って何?)
そこで判明した原因。


自分、焦点が左右で合ってないんや!!!

驚きの事実です。
30年も生きてきて、生まれつき持ってた自分の目の特性に初めて気付きました。
右目の焦点がズレてるらしく、中心に持ってくるまで時間がかかる(目の周りの筋力で踏ん張って焦点に合わしてくれてる)ため、最終的には見えるけど、次々と移り変わっていくものやすれ違った人の顔などは見えないんですよ。

な、なるほどー。
もっと早く分かってれば、人の顔を覚えることが出来たのに・・・。

右目のプリズム補正0.5必要なところ、いきなりギンギンに見えるようになったら疲れてしまうから、ということで0.2だけ入れてもらい、メガネを新調しました。


世界が、歪んで見えます。

目が廻る。
まだ最初のうちだからか、疲れます。
こんな目で歩いたら階段踏み外しそうです。逆に危ない。
見えすぎて、逆に危ない!

ずっと掛けてれば、いつか慣れる日が来るのでしょうか・・・。
プリズムレンズ。(響きだけなんかかっこいい。)

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初心に帰る。

最近。ここ一週間ほど、ばたばたしてて、目まぐるしく日々が過ぎていっています。
記録に書き残しておきたいこと、いっぱいいっぱい起きたんですが、追いつかず。
遡ってでも残しておきたいなーと思ったことは、手帳に記しているんですが、本当に日々、心情に変化がありすぎて、疲れてしまいます。
きのうは夏休みに遊ぶ計画を立てる周囲の人間の話を聞きながら悶々としていたけれど、その前の日は北海道から泊まりに来た友人とたこ焼き焼きながら久々に対話して、溜まっていた裁縫してジム行ってエステ行って充実した日々を過ごしてるなーと実感したり、その前の日は近日マイブームの尼のアーティストの曲を聴きまくったり、その前は料理にはまって何種類も酒のアテのようなものを作って冷凍したり。

そして今日は10年前に好きだったCDアルバムを聴いていて。
なんだか初心に帰った気持ちです。
唄は、24歳から見たら大人ってやっぱりすごいな、世の中そんなに悪いもんじゃないな、と唄っているのですが、そんな彼らもいまは34歳なわけです。
私も30代で、とうに24歳は過ぎてしまいました。
でも初心に帰るような気持ちでこの曲を聴くのです。



ステキだと思う年上の男性は、決まって8つ上で家族持ちです。7つでもなく、9つでもなく、何故か決まって8つ上なのです。
好きでもない年下の男の子が年上美人と親しくしているところを見て、小さくもやっとした感情が芽生えたりもします。
「で、自分らはいつ付き合うん?」と言われて「私、この人とは友人じゃないんです、ただのお客さまなんです」と返します。もう、何度目?
ずっと、肘が触れ合う隣に座っていて、背中越しにいるのに、その彼とは今日はひとことも言葉を交わすことなく店を出ます。最後まで残らないようにするために。お金を、気兼ねなく余分目に払って出れるように。
引き際って、肝心でしょ?
貸しも絶対に作りたくないでしょ?
でも「ふたり、ペアみたいにずっと一緒に行動するんだね」と言われてしまって。
そんなつもりはないのですよ。ただの、隣に座っただけのご近所のお兄さんなのです。
隣に座ることが多くて、たまたま知り合いみたいになっているだけなのです。
・・・ステキだと思う男性は、決まって8つ年上で、家族持ちなのです。
好きでもない年下の男の子にはもう、出来れば、会いたくは無いのです。
ただのお客さんという立ち位置で、遠くから眺められたなら、ちょうどいいのです。
彼の声が、私の名前を呼ぶところなんて、ほんとうは見たくはないのです。
ヘンな感情に振り回されるのは、もうごめんなんです。



・・・でも。


このもやっとした正体不明の感情の在り処を、もっと楽しむことが出来たなら、人生は今以上に楽しいのかもしれない。
恋という名のつかない不安定なこの感情で遊べたなら、人間としてもう少し、成長できるような、気がする。

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三十路女、彼氏いない歴=年齢

って感じの青年漫画(女性向けの場合はレディコミってゆーと思いますが)、最近多いですよね。
たぶん。
なんだかよく目にする気がします。

「28歳、処女」とか、「彼氏いない歴33年」とか。

現実はほんまにそんな女おるか?
って思っちゃいます。

いや、全否定ではなくて。
そりゃ、世の中にはいろんな人がいますからね。
べつに30年40年生きてても一回も恋愛しないひとだってもちろんいるでしょう!

けど、あたしが言いたいのはそこじゃねぇよ!!

まず、そういった物語の主人公たちはビジュアルがそこそこいい!
ふつう(というか並以上)の顔立ちしてて、そこまで変わった趣味嗜好もなくって、30年間一回も恋愛したことないって言われても、ねぇ・・・?
リアル感ゼロでしょ!

「あ、わたしと同じだー♪ 共感できるー!」てなんないでしょ!!!

それにいちばん胡散臭いのは、「処女」ってところだよ。
さらに言うと彼女たちは初キッスもまだだったりするじゃないですか。
ドラマか!(←そーだよ・・・)

と、ここ一年間、モテないアラサー女の漫画をそこそこ読み漁ったサワムラヨウコ(30さい、彼氏いない歴=年齢、非処女)の意見です。





てか、漫画の中には息づいている純情よ、どこに置いてきた?



モテることもなく、まともに彼氏いたこともないのに、割と結構、身体の関係あったひとはいるし、キスしたことあるひとなんて、そろそろ両手超えそうです・・・。
正直、もう顔も名前も思い出せない相手だっています。
でも一度も「すき」だとか「付き合って(付き合おう)」とか言われたことないですよ。
そりゃそーだ。
あたしが彼らのこと、なんとも思ってないわけだから。

向こうにとってもこっちにとっても、性欲の捌け口でしかないのかも。
恋愛感情がそーゆうものに繋がったことがないから、頭の中で結びつけられないのかもしんないけどね。
だってぜってーあいつら、「ちょっとブサイクな子を相手にしとけば、本気に思われなくて済む」って思ってんだよ。どうせ。
だから「ブサイク」って認識してるくせに手を出してくるエロ小僧はこっちも扱いがラクでいーの。マトモに相手しなくて済むし。真面目にお付き合い考えなくていいし。

・・・要するに、こっちだって「それなりの相手」ていう軽い感覚でしか見てないわけよね。
だからみんな、1回きりの相手で終わってしまう。
それでも、だらだらと関係を迫ってくる人もたまにいて。
3ヶ月、1年半、4年、10年。

でももう2回目なんてこっちはする気ないよ。
だって、あんたたちに興味が沸かないんだから。
興味もって欲しかったら、最初のキスをもっと真面目に気合入れてしてこいよ。
感情の籠ってないおざなりのキスなんかで女が落ちるとでも思ってんのか。ナメられたもんだな。こちとら外見と違ってそーゆー場数は踏んでんだからダメ出ししちゃいますよ?


と、いうことで最近やりましたよ。ダメだし。
「そんな感情籠ってないキスじゃその気になんないね。出直してきな」
ってね。
このエロガキが!と語尾につけてやりたかったくらいだぜ。(←だいぶお怒りモード)

主婦の同級生に怒って電話したら「えー、三十路過ぎてから若い子に言い寄られるなんてステキやん~。遊んであげなよ~」と呑気に言われました・・・。
え? あたし一体彼女の中で何キャラ?! ってか言い寄られてないし!!!
と、最近は必要以上にイライラしてます。
ナメやがって、あのクソガキが。(まだ言ってる・・・)


 でも、ま。
そーゆーことが30年の人生で何度も起きてるのに、それでいて一回もその男達に情が移らないのだから、やっぱりあたしが悪いのかもね。

・・・だから一体どこに置いてきたんだろうね、純情を。




♪ 奥村愛子「ショッキングブルー」(”恋に修羅場は憑き物です” 昭和レトロな空気を醸し出す音で、不幸せ体質な恋を唄う歌手) を聴きながら、
¶ 中原アヤ「ダメな私に恋してください」(29歳、もちろん処女、キスも未体験、会社が倒産して無職、取り柄なし、若い男に貢ぐ体質の女が主人公の少女漫画のようなレディコミ)を読んでました。

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AM4:00からPM6:00まで。

夜勤終わり。
翌日からの久々の二連休のため24時間マクドにて休日中のTO DO LISTを作って帰宅したら午前3時過ぎ。

こっからシャワー浴びて寝たら、どうせ昼過ぎに起きて、そしてまたヤル気なくして無駄な1日を過ごす事になるんだろうか・・・・・・

と思ったので、もうこのままやるか!!!ということで、家の大掃除にかかりました。
朝4時から、夕方6時まで。

36℃越えのクソ暑い部屋の中なんで、熱中症にならないようにめっちゃこまめに水分補給しながら、途中で食事や仮眠を取りながら、ひたすらやり続けました。
キッチン、シンク、コンロ台、風呂場の出窓、そこの網戸張替え、排水口の髪の毛受け、排水口の中、風呂場自体、寝室、ダイニング、洋室。

全部やんっ!

こんなに家中やるつもりなかったのに。月末に友人が泊まりに来ることが決まったため、それに向けて水回りだけやるつもりが。ほんまにぜんぶやってしまいました・・・。
掃除って、やりだすと止まりませんよね。ふー。疲れた。

休みやのに、仕事の日よりよく働いたぜ・・・!

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スコ────ル 2


 
「コーキ、さっき住人になんか言われとったやろ。どないしたんや」
 見ず知らずの女性にいきなり名前を呼ばれて呆然としていたが、その理由は直ぐに判った。
 このひとも、あのひとも、そのひとも。仕事仲間はみんな一律に一番若手の彼に雑用を言いつけるし、その度に名前を連呼している。
「大将、大将」
「あ。何や。もうちょっと休憩しとけ。このあと一気に防錆剤塗るからな」
「あの、今住民の人からベランダのマスカーの手直し頼まれてしもて。行ってきていいっスか」
「手直し。なんや、ヤスっ、やり直ししてこい」
「ええです、おれ行ってきますから。ヤスさん休憩しとってください」
 真っ黒に日焼けした細身の中年男が慌てて立ち上がろうとするのを制して、使いさしのマスカー二本と養生テープを一つ持ち、彼はB棟の足場を登っていった。
 二階の端から二番目のベランダに来たところで、足場から降りる。確かに、作業のやり溢しがあった。室外機がむき出しになっている。
 さっそくマスカーを引っ張り室外機を覆って端を養生テープで留める。風で捲れ上がらないように底面にもテープを貼る。そう真面目に作業をしながら、ちらりとベランダのガラス戸に目をやった。淡いグリーンの植物柄のカーテンが引かれている。いくら目を凝らしても、部屋の中が覗けるわけは無い。当たり前だ。塗装期間中はドアを締め切り、カーテンを引いて部屋の中が見えぬようにしろとの案内が、住民には周知されているのだから。
 蛍光カラーで縁どりされたウインドブレーカーを羽織り、単車用のグローブをはめ、中型バイクに乗って出掛けていったこの部屋の住人。歳はおそらく二十代半ば。少し年上っぽかった。こんな老人しか住んでいなさそうな昭和のボロアパートに若い女性が住んでいただなんて。彼女は、どんな職業に就いているのだろう。平日の、こんな時間から出掛ける仕事は、何があるだろう。
 塗装工になって八年。今までは、塗料を吹く壁の向こうに住んでいる住人に興味を持ったことなど、一度もなかった。なのに、何でこんなに彼女のことが気になりだしたのだろう。
 それは、たぶん。多分、この道具の名前をあの人が知っていたからだ。



<つづく>

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