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りそうのせかい改

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ミシンのビートに乗せて

深夜2時。
先の見えない作業を前に、ただ無心になってミシンを踏む。
焦る気持ちを抑えて、できるだけ静かに、静かに。

きみの唄を聴きながら、真夜中の作業に没頭する。

始まりがあるものには、いつかきっと終わりが来る。

終わったあとは呆気ないものだろうか?
でもそこまでの過程で得る「何か」を求めて、ひとはそれを始めるのだろう。

毎日のように連絡をとっていたあの子とは、もう会うことも無くなるのかな。
毎週顔を合わせていた彼らは、私とは違う世界に戻ってしまうのだろう。
対等に話していたきみとも、もう連絡を取ることもなくなってしまうんだろうな。

それはちょっと切なくて。
でもそれがなかったら出会えなかった人たちで。

人生という細い糸の上では、きっとどこかで繋がっているから。
1年後、2年後、4年後、10年後に、またどこかで会えることを願って。

ミシンを踏む。

むかし、ミシンのビートがロックに似ているという小説を読んだことがあるけど、全然ロックなんかじゃないや。
だって、こんなにも切ない気持ちになるんだから。
きみの唄の所為かな?
あさってになれば、すべてが終わる。
彼らとの出会いも、きみとの出会いも、ぜんぶ泡沫の夢の中に消えるんです。
思い出という名に変えて、いつまでも、いつまでも、きらきらと輝いてくれてたらいいのにな。
そう、願って。

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アラサー女の恋愛事情

最近は自分がそういう年齢なこともあり、「世のアラサー女子はどんな恋愛をしているの?」と思って、そういったテーマで描かれている漫画(レディコミというか少女漫画というか。エロなしのやつね)を見ることがちょいちょいあります。

ま、この漫画にバイブル求めてる時点で間違いなんですけどね。
でも周りの同じ年頃の女の子の友人は大抵、すでに結婚してしまってるし。
今更「恋愛」って話題でもないだろ。
むしろ親戚付き合いな話だろ。みたいな感じなんで・・・。
話聞く相手も本になるわけです。

で、先日読んだ話ってのが、「2度目の恋は嘘つき」(著作:畑亜希美)です。
ストーリーは28歳、恋愛経験ゼロな化粧品メーカー企画部の女性が、大学時代から10年も片想いしていた現在会社の先輩にあたる男性への失恋をきっかけに、次の恋に進む話なんですが。
主人公の女の子が、片想いの先輩に一度もアタックしていなくて、毎年こっそりバレンタインとかに手作りのものを用意してるけどあげられてなくて、自己満足で終わってしまっているんです。
これ、なんか私にも当てはまるかもなー。と思ってしまいました。
危ない危ない。

しかもこの失恋は、告ってフラれるわけではなく、先輩の結婚式に招待されたことをきっかけに「あ、先輩結婚するんだ。てか彼女いたんだ」ってなるわけです。
リアルにありえそうです。

この後の展開としては、やっぱりドラマだなーって思う感じでリアル感はないんですが。
(先輩のイケメンの弟が社員食堂のアルバイトに入ってきて、強引に主人公にアタックするという。現実にはちょっとありえないかなーって展開)

私、現在、恋してないけど!
ってかする気もゼロだけど!!
でもこの感じ、判るよ!!!
判るからヤバイよ!!!!!

だって、恋愛フラグが少しでも立とうものなら、一番気の合う会社の後輩・ミケちんとついつい比較してしまうんです。
別に後輩くんとは付き合えるわけでもないし、言うたらそんなに仲良くもないし、勿論元カレカノとかの関係でもないのに。
普段連絡を取り合うこともない。個人のケータイへの連絡なんて年に2~3回で、団体の飲み会か誰かの結婚式二次会絡みの連絡しかないような仲ですよ。
絡みは会社の旅行などのイベント、社員食堂で同じテーブル席に座る、同じ現場でのやり取り、廊下をすれ違った時に他の子よりは世間話する率高いかなー、くらいです。
こんだけしか絡みのない相手ですが、9年間ずっと顔なじみの人なんで、お互いに親近感はあるのです。恋愛フラグは立たないけれど。

で、そんな微妙な距離感の同僚と、最近出会った男の子を比較しても意味が無いのは判ってるんですが。
こんな女性っぽさのない、枯れまくってる三十路女を若い男の子が相手してくれてるだけありがたく思え、バカヤロー!ってのは重々承知なんですが。

でも、どーしても恋愛する気力が起きない。

てか、恋愛って何よ? どんなものだっけ? どうやってするの?
って感じのループに陥ってしまっています。
そんな「え!悟り開いちゃった?!」とか言われてる出がらし女(←上記の漫画に出てくる主人公の呼び名)相手に「僕と恋愛してみませんか?」と言ってくれた勇者くん。
中学生みたいな反応しか出来なくてゴメン。
マジで。
「いま恋愛したい気分じゃないの、ゴメンね」とも言えず、聞こえないふりしてしまいました・・・。

マジどーしょーもないな、ジブン。




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頭痛は本当にツライ。禁酒と禁煙に意味はあるのかどうかは別問題?

昔の同居人が片頭痛の持ち主で苦労してましたが。
私は基本的に体調不良が頭痛には来ない体質でしたが。

この一週間ほどはずっと頭痛に悩まされました。

頭痛はツライ。

まず、何もヤル気が起きない。
文字を読む気も起きない。
文章打つ気にもならない。

ということで、メールなどの類もここ一週間、読めてませんでした。すみません。
(この一週間で記事ふたつ書いてるけど、書いたらこのヤル気の無さと頭痛がどっか飛んでってくれないかなーなんて淡い期待を込めて書き散らかしてた産物です・・・)
 
いまさっき、ようやく収まってきました。EVEのお陰かもしれんがようやく収まってきました。

今日から復活できるかな、ヤル気。
メールも読んで、返信もして、HP更新とかもしていきたいな。
部屋の片づけなんかも最低限だけして止まっちゃってる現在なもんで。
早く魔の道具(=炬燵)を片付けたい。


きょうは福岡から同期が深刻なオハナシ持ってくる日だから、体調整えてちゃんと夜の会合に参加したいところなのです。よね。


最近の不調、負のスパイラルがタバコと酒を断ったことによるものかどうかは区別つきませんが。
ちょうど一週間ほど1滴も酒を飲んでいなくて。
ちょうど1本もタバコ吸ってないんですよ。
これ、意図的じゃなくって、たまたま吸いたくない気分で、たまたま酒が切れただけのタイミングだったんですが。

普段毎日のように摂取していたものを忽然と止めると、体調不良を引き起こしてしまうもんでしょーか??

それとも、その発想は逆で、体調が悪くなったから酒とタバコを摂取する気が起きなくなったんでしょーか???

判んないけど、とにかくあれだよ。

いつもどおりが一番調子いいってことだよ。

ネットやメールの文字を見る気もなくなって、部屋の片づけもままならない状態になって、仕事ヤル気も削がれるくらいなら、
毎日晩酌して、休憩時間にタバコふかして、あくせく動いてる方がよっぽど健康的だし、サワムラさんらしいんじゃねーの?みたいなね。

そろそろ出勤の時間ですね。
今日から頭痛とオサラバ、がっつりバリバリ働くぜ☆★

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夜勤と連休は生活リズムが狂っていけない。

小さい頃のことを思い出してた。
珍しくもないよーな苗字だけど、けっこう使用人口の少ない苗字の本名を持つサワムラ。
幼少期は地域会や習い事やクラス替えのたんびに聞きなれない読み方で間違えられたものです。
「XXXXXさん」と。
あまりに聞きなれないため、なんて間違われていたのか全然覚えてないんだけど、ちょっと考えたらたぶん、こう間違えられたんだろーなぁ、と今の私は思うのです。
「XXXXヤンジャさん」と。

ヨウコの字は陽子(ヤンジャ)と読むからね。
私の町は、コリアンタウンの隣町だったわけだし、クラスの半分は在日3世だったわけだから。

もしかしたら、フツーの日本人ばかりの町で育てば、別に読み間違いなんてされなかったのかもしんない。だって、大人になってから間違えられたこと、ほとんどないもの。

なんて、どーでもいいことに思いを馳せていた。昼下がりのマクドナルドで。



たまたまカレンダー通りの連休が来て、夜勤明けだけど友人の結婚式の準備を友人とするために早起きした所為でなんだか昼夜逆転のリズムが戻らなくて、体調不良も重なってダラダラ過ごしてしまって、なぜか本当に突然「SKET DANCE」(ジャンプの少年漫画)にハマってしまうという、よくわからん連休を過ごしました。藤崎と椿の双子がツボすぎる。かわいい。ボッスンの変顔と椿の凛々しい瞳が気に入った。
そして主人公にありがち設定の「本当の両親じゃない」設定の書き込み方が、しあわせな感じがしてすごいよかった。自分もあーゆー家庭に育ちたかったな。っていう、物語ゆえの理想を見せてくれた気がする。
あと、「スケット団」。あれ、私もやってたよ。小学3~4年の頃。
学級委員みたいなんやってた権力で自分たちで立ち上げた部活でやってたよ!
名称忘れたけど、「お助け部」的なやつで、基本サワムラが正当化した場所で暴れたかっただけというような理由で、匿名性のある「目安箱」設置して依頼受け付けてたよ!!
自分で言うのもなんだけど、けっこう人気あって割と依頼もあったよ。
そしていつも暴力で解決☆してた気がする・・・女子にちょっと不人気な感じだったよ・・・。



きょう、BOOK OFFオンラインで注文した本とDVDが届いた。小説買ったこと自体も久々だったし、映画のDVDなんて初めて買った。(知り合いが出演しているもの以外で。)
すっごい好きな作品の外伝が出てたんですよ。3年前に。(気付くの遅っ!)
グスーヨン監督の作品「ハードロマンチッカー」の外伝と、映画化された時のDVD。

自分の好きな青春小説の3本の指に入る一つです。
ちなみに好きな青春小説は、暴力的で刹那的で怠惰で現実主義な物がすきなのです。
鳴海章氏の「夏日」もすごい好きです。
鈴木清剛氏の「ロックンロールミシン」とか中村航氏の「リレキショ」も好きですが。

少年冒険活劇的なもので好きなのは、鳴海章の「キッカー」と「ゼロ」シリーズです。ゼロシリーズの主人公、中年だけど。でも中学生のときハマった。逆にキッカーは主人公少年だけどハタチごろ読んだ。
暴力と裏社会とエロが出てきているものが基本すきなんでしょうね。

そんな憧れや趣味が重なってか偶然かはわかりませんが、十代後半青春時代のサワムラは実際に「裏社会と麻雀とセックスとドラッグに片足踏み入れている人々」とばかりつるんでいた気がします。本人は至って真面目な勤勉学生のつもりでしたが!
でも、類は友を呼ぶんだよねー、たぶん。少女漫画にありがちな「ビッチの噂たてられてるけど実は処女」を地でやってましたからね。
不良のたまり場になってた雀荘の常連の男の子から何もしてないのに「姐さん」呼ばわりされて、よくよく話聞いたら、そこで師匠と呼ばれてるや○ざの下っ端にアニキと呼ばれて一目置かれてる謎の年食った大学生の愛人だと勘違いされてることが発覚したり。
でもそれっぽくしてたら信じ込まれてその半分裏社会に足突っ込んだ人たちにも仲良くしてもらったり。特に不良でもレディースでもなかったはずなのに、後輩の女の子に刺青のスミの抜き方相談されたり。
・・・・・・我ながら、謎の青春を過ごしました。
でもお陰で創作ネタには尽きません。
 

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十三は、焦げたにおいがした。

あの火災以来、初めて十三駅に降り立ちました。


まだ閉鎖された西口。
東口を降りると、満開に咲いた桜がひとつ。夜空に向かって、ひとつ。

あんなに足繁く通った、大好きなとなりの下町、十三。
一番好きだったあの細いションベン横丁にはビニールシートが張られ、その隙間からは天に向かって伸びる、炭になった梁がひとつ。
火事の起きる数日前には、あの横丁の飲み屋で飲んでいたというのに。

ぜんぶ、持っていかれるんだ。火事は。

一番こわい身近な災害は、地震と火事なんだろうな、と改めて思った。

昔のことわざは伊達じゃないな。
また、元の姿に戻ってほしい。もう、元通りには、ならないけれど。
あの昭和臭くてトタン臭の漂う安っぽくて狭い空間が、すきだった。
春にはこの場所で、私たちもお芝居やるよ。
親近感のある場所の復興を願ったのは、これが初めてなのかもしんない。

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